この期は良作が多く、次回を期待しながら一週間待つのが楽しみだった。書き並べてみると、ずいぶんたくさんの作品を見てたんだなぁとあらためて思う。
◎ヤマノススメ Next Summit
富士山登山を果たせなかった主人公が学校生活を通じて友達に支えられながら成長し、リベンジを果たす物語。作画が良く、山は人を成長させてくれるというのを感じさせられる作品だった。
◎ぼっち・ざ・ろっく!
今期のダークホース。主人公ぼっちのコミュ障ぶりが尋常ではなく、コミュ力低い私にはグサグサとくる描写がたくさんあった。けれども、努力は人を裏切らないというのがムネアツだった。
◎アキバ冥途戦争
「萌えと暴力について」というコンセプト、昭和の任侠モノをこんな展開にできるとは夢にも思わなかった。Cygames×P.A.Worksの企画力と実行力にただただ畏れ入った。毎回あっけにとられながら観ていた。
◎Do It Yourself!!
ものづくり系ほのぼのアニメ。主人公の幼馴染のプリンちゃんのツンデレぶりがいじらしく、オープニング映像で一緒に仲良くしている描写にいつ追いつくのかなぁと期待しながら毎回観ていた。
◎SPY×FAMILY
第1クールから少し間が開いての第2クール。完成度の高さは約束されていて、期待感が高すぎた感はある。中盤が短編の寄せ集めでスケールが小さくなってしまった感が否めない。いや、でも十分面白かった。
◎後宮の烏
古代中国の宮廷がモチーフにされていて、どんな話になるのか全く読めなかった。中国時代劇だったら切ってしまうところだったが、幽鬼をめぐるミステリー仕立てになっていて最後まで見続けることができた。
◎転生したら剣でした
フランの可愛さと剣の親馬鹿具合が微笑ましくて思わず「ガンバレ!」と声をかけてしまいそうになる作品だった。これから更にフランが成長していく姿を見てみたい。
〇虫かぶり姫
本好きのお姫様が王子様に気に入られて、王宮の中のいざこざを乗り越えて王子様への思いを強くしていくという、良くも悪くもベタな少女漫画展開。ドロドロしたところが無くてスッキリと楽しめた。
〇チェーンソーマン
地上波・BSで見ることができなかったのでAmazon Primeでの視聴となった。スプラッターで、感受性の若年者には刺激が強すぎるし、フィクションを架空のものとして消化できない年寄りには拒否感が出る、かなり攻めた内容と映像だった。私はもう、後者に近付いていると感じている。
〇新米錬金術師の店舗経営
娘が頑張って仕事をしているのを、少し心配しながら見守っている父親の視点で楽しめる作品だった。魔法の世界でお金の問題を前向きに捉えて、経営戦略をストーリーの軸に持ってきた良作。
〇勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
ロールプレイングゲームとかほとんどやったことが無いので「ビーストテイマー」という職業?はこの作品で初めて知った。主人公が純粋な人物でストーリーが順調に進んではるが、見方によれば謎の能力でハーレムを拡大していく、けしからん男の話だった。
〇惑星のさみだれ
結局最後まで見てしまった。物語のテンポは悪いし、作画も冴えず、動きも悪い。けれども、見てて辛かったりついていけないと思うようなところが無かったから何となく見てしまったのかなぁ。
〇シャインポスト
途中切れになっていた、最後の3話分が、ずいぶん遅れて放送されて、一応最終回を迎えた。ストーリーの進行に若干強引なところがあってすんなり受け入れられない部分も残ったが、ま、うまく完結してくれた。
◆執筆時点で未終了の作品◆
〇異世界おじさん
新型コロナの影響だとかで、結局また中断している。そんなに大きなテーマを扱っているわけでも無く、謎解きが気になるわけでも無いが、とても楽しめる作品なので、気長に待つことにしよう。
〇機動戦士ガンダム水星の魔女
1クールの最終回がまだ放送されていないが、あと1話で完結するような話でもなさそうだ。「ガンダム」というワードはある意味いろんな呪いが込められているのでその中で、道を踏み外さず、学園ロボットバトルアニメにした手腕は評価したい。
〇アークナイツ 黎明前奏
ゲームの内容をアニメに落とし込んだことが丸わかりの作品で、ゲームをしている人なら楽しめそうな気がする。まだ途中だよね。