化学は得意科目だ。書店でこの「化学探偵」というのを見つけたとき、何かのネタになるかもしれないと思って買ってはみたものの、長らく小説など読んでいなかったのでこれがいつ読めることになるか、と思っていたのだが、2泊3日の出張業務で思いの外待ち時間が多かったものだから、空き時間にせっせと読んだら、ほぼ一冊を読み終えることができた。
ミステリーとして、なかなか楽しく読むことができた。肝心の「化学」の部分はこの巻については高校化学ぐらいの知識で十分できる内容だったので、理系の高3生以上ぐらいであれば問題なく理解できるだろう。ま、ストーリーテラーが(多分文系の)新人女子事務員なので、たとえ化学の知識がそれほど豊富でなくても、拒否感さえ持たなければ、理系ミステリーとして楽しめるだろう。
裏表紙カバー裏に、このシリーズ8巻までありそうなことが書いてある。意外と人気のシリーズなのかもしれない。軽く読めて読後感もスッキリしているので、このシリーズか、著者の別作品でもまた読んでみたい気持ちになった。
あまり明るくない部屋で読んでいたら画数の多い漢字がとても読み辛かった。視力が落ちてメガネの度数が合わなくなっているようだ。読書の時には度数の合ったリーディンググラスも携行するようにしよう。
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