2014年3月30日日曜日

Windowsタブレット 買ってみた

職場で1年間、iPad miniを教務手帳として使ってみた。出欠管理や成績処理などでとりあえず使えることが分かった。アダプターを使ってビデオをプロジェクターで映すなんてこともやってみた。毎時間の授業の板書を写真に撮ったりもしてみた。ただ、公務用に配備されているWindowsPCとの親和性がイマイチな部分も気になってきた。例えば、成績や出欠の管理にはExcelを使っているが、iPadではnumbersというアプリを使わなければならない。iTunesを介してデータのやり取りはできるものの転送時にファイルの変換を行うため、書式にいろいろと制限がかかる。1年間使っているうちにファイルサイズも大きくなってだんだん反応がもったりしてきた。また、iPadで撮った写真を印刷しようとWindows PCに転送ようとしても、単純にドラッグアンドドロップとはいかず、いつも苦労する。職場のLANにはセキュリティの関係で接続できないのでネットワークストレージなどが使えず、本来の機能が発揮できない。もっとシンプルにファイルのやり取りなどができないものかなぁと頭を悩ませていた。
 そんな中、昨年後半ぐらいから8inchのWindowsタブレットがいろいろと出てきた。Officeプリインストールで4万円ぐらいと、何とか手が出せそうな価格だ。ネイティブWindowsが使えるのでExcelシートの互換性については問題無い。ファイルの扱いもWindowsなら慣れている。使い始めるなら新学期に移り変わる「今でしょ!」と、勢いで lenovo のMiix 2 8 (64GB)を買ってしまった。軽くて安くて必要十分な機能があるということでこれを選んだが、こいつが思いのほかじゃじゃ馬だということがわかってきた。
  • まずは電源が入らないことがある。…いろいろ試したりググったりして速やかに起動するためのカスタマイズや使い方がわかってきた。
  • デスクトップアプリは表示が小さくて使い辛い。…全体の表示を150%にして何とか操作できるようになった。
  • 右クリックはタップ長押しというのがなかなか上手くいかない。…上記と併せてBluetoothのマウスを買ってみた。操作性は良くなったものの、タブレットの軽快さがスポイルされるのが悩ましいところ。
  • タッチに対応したメトロアプリにろくなものがない。電卓すら私が要求する普通のCASIOの関数電卓みたいなのが無い。…頑張って探しているところ、いざとなったらデスクトップアプリで探すしかない。
  • センスが良くてリーズナブルな価格のケース(カバー)が無い。…\1,980出してAmazonでよさげなケースを買ってみたが現物が届いて質感のチープさにがっかり。これも根気よく探そう。
  • ケーブルを繋いだら簡単にファイルのやり取りができると思ったら大間違い。Androidは外部ストレージとして認識してくれたのに。…基本、USB端子は電源供給とUSB機器を使うためのもので、PCと繋いでもMiixの中身を見ることはできない。あれこれ探してPCリンクの j5create Wormhole Switch JUC100 というの買った、\1,691。
  • VGA出力ができない。 …USB VGAアダプタを使ったら何とかなりそうだ。でも\8,000ぐらいする。しばらく様子を見よう。
  • Outlook のスケジュールが同期できないかなぁ。
等々、 iPad のシンプルで洗練されたデザインや操作体系と比べたら泥臭いことこの上ない。そうこうしているうちにiPad用 の MS Office が発表されたりしてしまった。まだ日本では使えないようだが、ちょっとiPadも手放さずに様子を見てみたい。取り敢えずはこのMiixを来年度は教務手帳として使ってみようと思う。

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