2012年9月1日土曜日

「きのこ」と「頭山」

きのこと戯れる子ども達
大体,夏休み企画というのは8月一杯と相場が決まっている。博物館で開催している企画展「大きのこ展」も明日が最終日だ。最近博物館の催しにも行っていないし,「きのこ」ってのもなかなか面白そうだと思って,一人で行ってみた。特別驚くような仕掛けがあるわけではないが,様々なきのこの標本(模型)や写真があって,それもこの近くで見られるきのこが多く取り上げられていて,「いいなぁー,きのこの写真とりたいなぁ」と思わせるものだった。
 入場券を買ったときに,アニメーション作家 山村浩二 氏の作品上映と講演があるというちらしを渡されて,せっかくだからとそちらにも行ってみることにした。山村氏の短編アニメーション「頭山」は10年ほど前に話題になった作品で,一度見てみたいと思っていながら見る機会が無かった。こんなところで作品とともに作者本人にお目にかかれるとは,何という巡り合わせ。山村氏の作品は,一人で紙に1枚ずつ描いていく職人技というか,アートというか,その辺の週一でやっているテレビアニメとは全く違う次元のものだった。アニメーターではなく,アーティストそのものだった。こういう人が日本にいるんだな,すごいな,と,ただただ感心するのみだった。

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