2026年1月2日金曜日

2025年10~12月アニメ振り返り

 このシーズン、特別な推し作品というのは無かったが良作は揃っていた。3話~5話ぐらいで見なくなってしまった作品がこの他に数作品あり、巷ではそれなりに評価の高い作品もあるのだが、ま、限られた時間の中ではこれぐらいが適当かな。

 

◎永久のユウグレ
 主人公が機械の身体だった、という展開は「トップをねらえ!2」以来だと思う。それも途中まで、それこそ主人公自身も気付いていなかったという、アッと驚くどんでん返しだった。終盤に種明かしがいろいろと出てくるのだが、それは辻褄合わせで必要なことだったのだろうが、前半の流れから急展開しすぎて前半の物語がかき消えてしまったのが惜しいところ。作画は良いし、深掘りすればいろいろと奥が深い話なのだが、1クールでまとめてしまって、せっかくの舞台設定が十分に生かされないままなのが残念だった。

◎SPY×FAMILY Season 3
 ほのぼのとハードボイルドが交錯するなかなか素晴らしい作品だと思う。もう3期になったのか、主題歌も良いし、作画も高クオリティを保ち続けている。これ、大河ドラマとして延々と続いてくれてもいいぐらいだ。子供からお年寄りまで楽しめる、お奨めできる作品だ。


◎私を喰べたい、ひとでなし
 死にたい少女と、その少女を生かしたい「ひとでなし」の物語。主人公の心の闇が深すぎて、どこに救いがあるのだろうかと心が痛いが、3人の少女の絵面が美しすぎて、頑張って見続けてしまった。

◎最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
 ”撲殺ヒロイン”(実際は殺してはいない)という新しいモデルを打ち立てた、なかなかの意欲作。転生してきたのが主人公ではなく敵(に操られたこじらせ女子)という設定も意表をついていた。第1話でぶっ飛ばされて消えてしまったお嬢様がエンディングに出ずっぱりだったので、これどういうこと?と混乱していたが、終盤になって腑に落ちた。

◎グノーシア
 人狼ゲームをSFアニメにしたらこうなったという作品で、いろいろと設定に疑問なところはあるが、思考ゲームだと思えば納得できる。ストーリーがどうのこうのというよりも、ゲームを岡目八目で眺めている感じが楽しい。人が死んでも、ゲームの中の話だからと割り切れる。こういうアニメのジャンル、なかなか面白いかも。

○SANDA
 サンタクロースが忘れ去られ、若さが異常に貴重なものとして扱われる世界、子供の夢を叶えるサンタの末裔が戦いに巻き込まれていく。アニメーション制作はサイエンスSARU、個性的な作品を世に送り出しているスタジオでなかなかな緊迫感と迫力のアクションが見ものだった。1クールで終了してしまったが、まだ話の途中だよね。

○終末ツーリング
 ポストアポカリプス少女旅行記。多分原作がまだ終了していなくて、ネタバレできないからなのだろうが、世界が破滅してしまった原因や、この主人公たちが何者なのか全く明かされないまま最終回を迎えてしまった。見知った風景がどのように変わってしまったのか、興味をひかれる部分も多々あるのだが、やはりこういうお話はだんだん種が明かされて「ああ、そうだったのかぁ」と思わされるところまできちんと描いてほしいのだ。

○悪食令嬢と狂血公爵
 「変わり者」の女の子がそれを受け入れてくれるイケメン王子様に熱愛されるお話。この作品では主人公の女の子が魔物を食べる、というダンジョン飯のような設定で飽きさせない工夫がされていた。最初に王子様が出てきたので、あとはハラハラせずに安心してみることができた。

○野生のラスボスが現れた!
 自分がプレイしていたゲームの世界に転生した主人公が、ゲームでやり残したことをゲームの中のキャラクタになりきって遂げていくという、異世界転生ものではよくありそうなストーリーなのだが、この世界への転生に違和感を感じる主人公がその謎を少しずつ紐解いていく過程がミステリィテイストで惹き込まれる。1クールかけてでやっと主人公の目指すものが見えてきた。第2期にも期待したい。

○機械じかけのマリー
 トンデモ設定のラブコメ。荒唐無稽すぎるからかえって清々しい。あれこれ考えずにニコニコしながらぼーっと観られるアニメ。沢山アニメを観ている中にこういうのがあってちょうど良い。

○千歳くんはラムネ瓶のなか
 制作上の都合で途中3週ブランクがあったものの、作画が崩れたり話のつじつまが合わなくなったりせず高いクオリティで仕上げられているのが立派。ただ、ストーリー(テーマ)は、「美男美女もそれなりに悩みや葛藤があるんだよ」と、ポエムで語りかけてくる、物語(シナリオ)としてはよくできていると思うが、共感はできない。


○暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
 最近エルフが悪者として描かれる話が多くなってきた中で、ここではエルフのお姫様が美しく魅力的に描かれている。はぐれ者の主人公だけがダークヒーローとして活躍しているが、一緒に召喚されてきたクラスメイトが置いてきぼりで、集団召喚の設定が上手くいかされていないように思う。続きがあればそのあたりも上手にまとめてくれるのだろうか。

○転生悪女の黒歴史
 中二病あるあると物語の世界の悪役令嬢への転生。難しいことを考えずに単純にコメディーとして楽しめた。女オタクの黒歴史振り返りが楽しい。

○信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!
 やたら長いタイトルの追放系復讐譚。タイトルの『無限ガチャ』というのが、あまり生かされていないというのが率直な感想。最強となった主人公が復讐に燃える筋書きなのだろうが、アニメ化にあたって、主人公が望む残酷な復讐シーンの描写は憚られるものだから、「悪いのは差別で世界じゃない」と、世直しを始める、何だか中途半端な展開になってしまった。

○素材採取家の異世界旅行記
 ファンタジー世界で欲のない主人公がその知恵と能力を生かして周囲を幸せにしていく。よくある筋書きだが、あまり気を張らずにぼんやりと観るのに良い作品だった。他にめぼしい作品が無い曜日に放映されていたので、なんだか最後まで見てしまった。

△無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~
 努力は才能に勝るという筋書きなのだろうが、結局無職の主人公も親の才能を受け継いだオールマイティーな最強キャラクターだったという、本末転倒なテーマになってしまって、全く共感も教訓も感じられない、後に何も残らないお話だった。

△味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す
 ずっと作画の品質は低かったが、最終回ぐらいは気合入っているかと思ったら残念な画だった。主人公アレクが追放された元パーティーを見返すくだりは前半で終わってしまって、後半はダンジョンで最強の剣士と戦う話で、ストーリーの一貫性がなく、特に目新しさもないストーリーだったように思う。話は、まだ続きそうな引きではあったが、もういいです。

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